ITエンジニアのぼやき

都内メーカーITエンジニアが、ただただ気になったことを書いて、薄い知識で考えを共有していくだけのブログ。

研究室の選び方

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(2019/9/7 published)

(2019/9/30 revision1)

皆さんこんにちは!DT大のぎりです.新しい研究室から,記事の編集を行っています.

今日は,イレギュラー回で,研究室を学部中に変更した私が,研究室選びに大事なポイントを紹介しておきたいと思います.

学部3年生はもうそろそろ研究室の選択をしなくてはいけない時期に突入するので,ぜひ,この記事を参考にしてほしいです.

※あくまで卒業を目標とした一般的な学生のみ.研究職を目指している人はあまり参考にならないので注意

今日の内容
  •       研究室を選ぶ時期

  •       研究室えらびは優先するものを決める

  •       下調べの仕方

研究室を選ぶ時期

これに関しては以前のブログで紹介していますが,もう一度紹介致します.

私の大学(DT大)は学部3年の11月くらいから研究室配属の希望調査が始まります.類(専門エリアみたいなもの)によって始まる時期や,志望方法が違うのですが,私の類(Ⅱ類)は第一志望フェーズ,第二志望フェーズ, 第三志望フェーズと別れていて,それぞれの研究室が設けている枠数を取り合う形になっていました.

希望を出した後,教授と面談を行い,教授からOKを貰えば晴れて配属決定です.これも研究室ごとで基準が違い,完全に*GPA(成績)で決める研究室や,面接の雰囲気,教授の前でプレゼン,教授の論文を批評する研究室もありました.

私の(以前の)研究室では、面接と成績を総合評価され、合否を言い渡されました。無事に配属が決定したのが12月 の末のことでした.

研究室選びは優先順位を決める

研究室選びには様々な要素があるので,どこの研究室が自分に合うかを判断するのは結構難しいです.かなり丁寧に選んだつもりの私でさえ,結局合わず研究室を変更してしまいました.

そこで私と私の周りの友達の経験から,満足する研究生活を得られる研究室の選び方を紹介したいと思います.

まずは,要素の優先順位を決めます.以下が一般的な学生の研究生活における要素と私は考えます.

 

・研究内容 ・教授 ・先輩・学習必須科目 

・院試の有無 ・合同研究室・出費・就活 

コアタイム ・メンバーの出席率 ・就職先

 

ここに挙げた,要素以外にもまだあると思いますが,ここらへんを抑えておけば大体大丈夫だと思います.

これらの要素に優先順位をつけて,上位の項目を満たす研究室を探せば,自分に合った研究室を選ぶことができると思います.

ここで,少しわかりにくい項目の説明をいくつかします.

・院試の有無・・・自分が院試を受けるかどうかのことです.研究室によっては忙しすぎて,院試の勉強をさせてもらえない(する時間がない)研究室がまれに存在します.

合同研究室・・・研究室の横のつながりがあるところもあるので,そこまで調べておくのがベスト.東大と一緒に研究してる電通の研究室も存在します.

・メンバーの出席率・・・出席率が悪いと,質問したくてもできない,議論できない,研究が進まない,と障害が大きく出ることもある.個人プレー研究なら問題なし.

・就活・・・就活に寛容かそうでないか.

・出費・・・学会とかでお金出してくれるか,そうでないか.

自分はこれがあれば,他全部ダメでもおk.くらいの気持ちでないと,院まで行くなら 気に入らない研究室に3年間耐えるのは厳しいと思います.

すべて該当する研究室はそんなにないので,運命的な出会いはなるべく期待しないようにしましょう.

じゃあ,どうやって調べればいいかといいますと...

下調べの仕方

DT大では,オープンラボが年3回くらい,オープンキャンパスが年2回くらいあるので,そこで 研究室を公開しているときになるべく聞きに行きましょう.

基本的には所属している学生に聞くのが一番ですが,忙しい研究室ほど,あまりリアルを語りません(経験者).なので,他の研究室の人に,他の研究室の情報を聞き出すのが,一番有効なのです.

そこで,噂が周っている研究室は,いい意味でも悪い意味でも何かあることは理解しておきましょう(笑)

しかし,入ってからしかわからないこともあります.そこで,DT大では先生によっては数週間だけインターンという形で,研究室に在室することができます.そうすれば,少しは雰囲気がわかるのではないでしょうか. その場合には,インターン後に資料を作成して,事務に提出しなくてはいけないので,ちょいとめんどくさいですが,やる価値はあると思います.

DT大の先生は忙しい人が多いですが,研究に関して意欲的な人には優しい人が多いと思いますので,オープンラボ期間外でも, 研究室を見せてもらったり,ミーティングだけ参加させてもらったりさせてくれる方もいるので,積極的にメールでアポをとるのも1つの手だと思います.

 

前期の単位も出揃って,夏休みを満喫しているころだと思いますが,なるべく早めに手を打っておくことをお勧めします.ぜひ皆さんに良い研究ライフが訪れことを願います.

 

参考 僕の研究日記(1)〜平凡な私がトップ研究室に!?〜   (2019/3/31 公開)