(2021/4/5 published)
皆さんお久しぶりです。前の記事からだいぶ時間があいてしまいましたが、再開しようと思います。
就活が思ったより早く終わり、就活ついて共有しておきたいという事とそれをまとめておきたいと思ったので早速書いていきます。
※今回使用されている「就活」とは大手メーカー技術職希望のことを指しています。ベンチャーなどはあてはまりません。
今日の内容
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意外と難しい就活
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就活というゲームの攻略方法
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意外に大事なこと
就活はおっさん相手のゲームである
意外と難しい就活
就活を終えてまず感じたことは「就活意外に難しい」でした。
就活は面接ゲーであると考えていたので、人並みにしゃべれる理系の私はコミュ障の理系がライバルと考えると正直簡単であろうと舐めていました。
しかし、いざ始まるとただのコミュ力が高い人が勝つゲームではないことに徐々に気が付きました。
(Abema news 【ES】「面接官が"眠い"前提に立つ」メモの魔力 著者 前田裕二が悩める就活生にアドバイス【自己PR】【適職探し】 )
この資料にあるように、まずESが大変です。そしてESでゴール(内定)までの道が決まると言っても過言ではないと感じました。
なぜなら基本企業側はESで学生を選び、ESを元に面接をし、学生はESから派生して企業に自分をアピールするからです。
就活が難しく感じた原因の一つにESがあり、国語の偏差値の低さを他で補ってきた理系の学生にとって国語呪縛の最後の関門になってしまいました。
次に難しいと感じた部分は、理系の修士としての就活です。
普通の学生と理系修士の就活スタイルの違いは、パーソナルな部分である思考回路やバックグラウンドを探られると同時に、技術者として論理的な回答を面接で多く要求されることです。
文系や学部卒では、個人の思考や性格の部分をメインで見られるので、エピソードに対してどう考え・行動をしたかを聞かれます。
そこに具体的な数値と明確な理由を述べることができればいいと思います。
技術系の面接ではパーソナルな部分に加え、なぜそうしたのか、どうしてそう言えるのか根拠をさらに要求され、エピソードや考えをさらに深堀されます。
この二点が僕にとって前段階で予想できなかった、知らなった部分であり、意外に難しいと感じてしまった原因になります。
就活は完全に企業のおっさんにいかに好かれるか、優秀と見せられるかのゲームなのです。
学歴、経験、スキルはあくまで就活を有利に進めるカードを持っているだけに過ぎなく、高学歴でも就活がうまくいかない人は手札に満足し、おっさんへそのカードの見せ方を知らない状況に陥っていることが考えられます。
おっさんはレアカードに興味はなくレアカードの説明と効果に興味があるのです。
なので、まず就活で本当に必要なことは「就活はゲーム」であると早く理解することです。
就活ゲームの攻略方法
じゃあ、まず何から始めればいいのか。これは「就活の軸を決める準備」をすることと考えています。
就活生がよく使う言葉の中で「就活の軸」というのがあります。遊んでしかいない学生が軸とか言ってカッコつけんなやと思っていました。
しかし、これはとても重要であるということに企業を調べるとき気づくのです。
日本は超企業大国。企業数が星の数ほどあり、「大企業(従業員5000人以上)」で「高給(平均年収800万)」という条件で絞っても両手では収まりきれない数の企業が残ります。
なので「就活の軸」とはただのカッコつけではなく、やらなくてはいけない必須事項だったのです。
しかし、いきなり「就活の軸」などの立派なものは決まるわけもないので、まずは就活の軸を決める「準備」をして企業を絞ることからしなくてはいけません。
私は「勤務地(東京)」「業界(医療 or 精密機器)」を最初のほうに決め、その後の要素はその中からさらに魅力のある、自分に合った要素決めていきました。
続いてES。ここからはおっさんが好きそうなものを手紙に記していくと考えていきましょう。
まず、ESを書く際のキーワードは「具体性」です。具体的な話や実績は日々期限と数値に追われ、成果を求められるおっさんはよく理解してくれます。
そして、アルバイト、サークル、研究以外の社会で活かせるエピソードと技術経験の二つ用意できると圧倒的にESつくりが簡単になり、研究しかやってこなかったおっさんは関心してくれます。
(50代のおっさんは当時大学に行って研究すること自体がレアな時代なので、他の実績もあれば十分アピールポイントになります。)
あとは「企業名 ES」と検索してください。そうすると過去のESが見れるので、その文構造を丸写しするところから始め、自分流に落とす作業を繰り返しましょう。
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これでほとんどの企業(技術職)の書類選考が通ります。
最後は面接。残酷ながら面接で8割以上決まると思います。それほど重要であるのにも関わらず、戦略的に準備する人は少ないです。私もその内の一人でした。
準備としてまず、絶対に1回どうでもいい企業(大手がよい)の面接(最終まで)を受けてから第一希望の面接を受けてください。
面接での大きな武器は慣れです。たどたどしい就活生はおっさんには無能に見えてしまうのが現実です。
何を聞かれるか、それに対してどんな事を言えば良いのかは回数を重ねるごとに洗練されていくので、おっさんが好きな簡潔な返答を目指したいところです。
面接での質問は全部で4種類。ES内容の質問、企業に関する質問、業界に関する質問、イレギュラーな質問と分類できます。
重要なのは前半二つ。面接とは自分が企業に必要な人材であるとおっさんに紹介することと、自分がいかに企業に務めたいかをおっさんに教えるゲームです。
質問の回答の結論は最終的にこの二つに帰結しなくてはいけません。
なのでただ質問に答える一問一答の返事では30分~1時間という短い時間の中で我々の気持ちはおっさんに伝わらないのです。
しかし、強調し過ぎもおっさんにはわざとらしく聞こえてしまうので、その部分で初めて慣れが必要になっていきます。
おっさんは総じて、50代前後の管理職以上の役職についています。経験も豊富でエリートが多いので中途半端な回答や、薄い知識の披露はすぐに見抜かれます。
なので自分の経験したこと、考えたことを飾らず素直に伝えることが重要です。その言語化を丁寧に行ってください。
面接の生々しさが知れるチャンネル 内定チャンネル
意外に大事なこと
就活を終えて、あまりみんなが強調して言わない大事なポイントを教えます。
まず大学の専攻別就活事務室には早めに足を運んだ方がいいと思います。自分と同じ専攻の人たちがどのような企業を受けて、どのスケジュールで動いていたか一気に知れます。
企業名を一番知れたのは卒業生の就職先一覧を見たときでした。なので、就活を始める前にまず足を運ぶことをお勧めします。僕が受けた企業の半分以上はその時名前を知った企業です。
次に、絶対に複数人の友達と就活をやること。webテストや企業の情報の共有、精神的支えとして友達は必須です。
最後に、受ける企業の社員(卒業生)やリクルーターを探すこと。
やはりESから面接までの戦略を細かく知っているのはその企業で働いている人です。学校でも研究室のコネでもなんでもいいので、第1,2希望までは必ず味方にひとり社員をつけましょう。
以上メーカーしか受けなかった私の就活ゲーム攻略法でした。
ここからは私の情報を列挙して終わりたいと思います。
就活開始時期:2020年6月頃インターンシップ確認程度
就活の軸:企業向け(グローバルに働ける、制御・計測事業)本当は(勤務地、ホワイト企業)
内々定:2021年4月2日
ESを出した企業数:7 (内4通過,残り3結果来る前に終活)
面接をした企業数:3
内定した企業の選考フロウ:2月中旬の早期選考(直前に半日インターン)に応募
内定の出た企業の面接形態:人事職種面談(学生1:人事2)、一次面接(学生1:技術者4)、二次面接(学生1:人事1:技術者1:経営1)
内定の出た企業の面接:研究(概要、役割、工夫点、苦労点、社会に活かせる点)、職種選択理由、チームで頑張ったこと、苦労して成し遂げたこと、業界について
面接で一瞬ビビった質問:それうちじゃなくてもいいですよね?、時事問題に対する意見、研究のわかりやすい資料今だせる?
今回はスーツ着て外に出る必要がなかったので良かった。
以上、大手メーカの就活はゲームでした。